美味しんぼで「コレは無いだろ・・」って料理

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肉質柔らか　満足ステーキ

ポップ・ア・ココ（大阪）
　　平日の午後、大阪市西区のオフィス街を歩くと、大通りから1本入った場所のビルに掛けられた黒板が気になった。白いチョークで書かれた料理メニューにつられ、階段を上った
　店内は調理場を挟むように二つの大きな個室を備えている。たくさんの観葉植物に囲まれた隠れ家風のビストロだった。ディナーに向け、タマネギの仕込みをしていたオーナーシェフの生島祐樹さん（35）に人気の日替わりランチ（税込み900円）を聞いた。

　水曜限定の「牛カイノミステーキ」は厚切りで食べごたえがある。肉質は柔らかく、口に入れると脂の甘みを感じられる。

　もも肉1枚をじっくり煮込み、ホロホロになった「鶏のコンフィ」もおいしい。ハンバーグはトマト、テリマヨ、カレー、デミグラス、クリーム、BBQなどソースの種類が多彩でボリュームたっぷり。生パスタは鹿児島県産の茶（チャー）美（ミー）豚（トン）を使ったボロネーゼも注文が多い。

　生島さんは洋食や和食の店で修業後、28歳で独立した。口コミで評判が広がり、会社員やカップル、老夫婦と幅広い常連客に支えられてきた。「誰もが気軽にフランス料理やイタリアンを食べられる店をめざしています」（小林太一）

　ポップ・ア・ココ　大阪市西区西本町1の15の21藤田ビル2階。地下鉄四つ橋線本町駅から徒歩4分。午前11時半～午後2時半、午後5～11時。不定休。土日祝日はランチなし。ディナーは計8品で2時間飲み放題のコースが4千円（税込み）。ほかにも3500～6千円のコースがある。個室の貸し切りも可能。