「肉キノコ」と聞くと奇妙に思えるかもしれません。
しかし実際、キノコが属する真菌類が作るタンパク質は代替肉の有力候補なのです。
例えばフザリウム・ヴェネナートゥム(Fusarium venenatum)という真菌は、自然な風味や繊維質の食感が肉に近く
英国・欧州、米国や中国など世界各地で食品として利用されつつあります。この菌由来の食品(マイコプロテイン〈真菌タンパク〉)は
牛肉など一部の畜産肉と比べて温室ガス排出量を大きく(約8〜9割)削減でき、必要な農地も9割前後少なくて済むとの報告もあります。
肉の需要拡大に伴う環境問題への対策として、「肉キノコ」は大きな期待を集めています。とはいえ、その菌のお肉にも乗り越えるべき壁がありました。
フザリウム・ヴェネナートゥムは細胞の外側を覆う細胞壁が厚く
主成分のキチン(人が消化しにくい食物繊維質)のせいで内部のタンパク質を十分には活かしきれないとされています。また微生物とはいえ培養には相当な資源を要し
大量の糖や栄養分を加えた培地を大型タンクで発酵させる必要があります。
実際、少量のマイコプロテインを育てるだけでもかなりの糖やエネルギーが必要となり
生産コストや環境負荷の面で改良の余地があると考えられていました。そこで研究チームは発想を転換しました。
遺伝子を直接いじって、この菌肉の「消化されやすさ」と「育ちやすさ」の両方を良くできないだろうかと考えたのです。
狙ったのはゲノム編集「CRISPR」による菌の体質改善でした。~中略~
今回の研究は、「どの遺伝子をいじれば栄養価と環境負荷を同時に改善できるか」を具体的に示した点に大きな意義があります。
新たなFCPD株は栄養面(必須アミノ酸の充実)と生産効率の両方で従来株を上回り、まさに栄養価と持続可能性を一挙に高めるポテンシャルを実証しました。研究チームは「CRISPR/Cas型のゲノム編集は、代替タンパク源の栄養と環境性能を同時に向上させる強力なツールになり得る」と結論付けています。
これは代替肉産業の将来に向けた新たな道を示す「機能的証拠」と言えるでしょう。条件次第ではありますが、家畜ではなく菌がタンパク質を生産する未来が着実に近づきつつあると言えそうです。
Genetically engineered fungi are protein packed, sustainable, and taste similar to meat
https://www.eurekalert.org/news-releases/1105614Dual enhancement of mycoprotein nutrition and sustainability via CRISPR-mediated metabolic engineering of Fusarium venenatum
https://doi.org/10.1016/j.tibtech.2025.09.016 遺伝子編集「肉キノコ」は家畜より効率的にタンパク質を生産できる - ナゾロジー中国の江南大学(Jiangnan University)で行われた研究によって、食用糸状菌に遺伝子編集を行うことで、従来より2.24倍の効率で糖からタンパク質を生産できる新株の開発に成功しました。しかも、遺伝子に余分なモノを入れるのではなく...nazology.kusuguru.co.jp
日本は🦗で勝負だ!
うむうむ
じゃあ微塵切りにしますね✂
股ンゴ
オチがおっさんのち●こ噛みちぎられるみたいなエ口漫画があったんだけどタイトルが思い出せなくてモヤモヤしてる
大して違いはないけれども
つまり
畑の大豆
ってことか
代用肉には興味がある
マタンゴ?
管理もまあ簡単そうだし
たまには本物の肉が食いたいぜ…
↑
このセリフを言えるようになるんか?





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