【画像】最近の羊羹がマジでやばい。和菓子も若者向けにバージョンアップされてる

「いいね」33万超の背景に老舗の危機感　「ネオ和菓子」美しく進化

　伝統的な製法や材料、形にとらわれない「ネオ和菓子」が人気を集めている。斬新な見た目はSNS活況の時代にぴたりとはまり、拡大を続けている。

　青と紫の2層が不規則な曲線を描き、中に大小の気泡が浮かぶ。満天の星を閉じ込めたような和菓子は、山形市にある創業202年の老舗「乃（の）し梅本舗　佐藤屋」の人気商品「空ノムコウ」。寒天と砂糖を煮詰め、冷やし固める「錦玉羹（きんぎょくかん）」をアレンジした。口に入れると、ほんのりとショウガの香りが広がる。

　「和菓子の素材を、面白がってもらいたかったんです」

　そう話すのは、8代目の佐藤慎太郎社長。空ノムコウは、ガラス細工から着想を得て2019年に売り出した。すると翌年、X（旧ツイッター）で「ため息が出るほど美しい」と紹介され、33万以上の「いいね」がつくほど話題になった。

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