職場の仲間でＢＢＱやるんだけど、食材各自持参だから、どんなもの持ってけば良いか教えろ

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ジェラート、材料は「規格外」…食品ロス解消へ農家と協力

三春町に県産の野菜や果物を使用したジェラート店「ジェラテリア・マッテオ」がオープンした。「県産農業の発展や食文化の向上に携わりたい」と話すオーナーの平山真吾さん（３７）は、市場に出回らない"規格外"食材を使うなど食品ロスの解消をコンセプトに掲げている。

　同店は４月１５日、三春の里田園生活館内に開店。ジェラートは、鮫川村のジャージー牛のミルクや矢吹町のトロピカルトマト、須賀川市のイチジクなど、季節や仕入れごとに十数種類の味を用意。須賀川市産ゴボウとチョコレートのミックスなど食材を掛け合わせた味も展開している。

　食材は、いずれも大きさや形がそろわなかったり、傷物だったりするため市場に流通できない規格外野菜・果物だ。平山さんは規格外となる食材を農家から買い取り、ジェラートを生み出す。「ジェラートだと素材のおいしさがシンプルに伝わる。組み合わせは試行錯誤だけれど、そこが楽しい」とＰＲする。

　平山さんは７年ほど前に郡山市にレストランを開店した。その際、仕入れ先の農家で規格外を理由に食べられる野菜が廃棄されることを課題に感じた。規格外食材を譲り受け、レストランでソースや付け合わせに使用したが、量が少なく、大きな削減にはつながらなかった。そこで、レストランでも提供していたジェラートならば多くの量と種類を使うことができ、かつ、幅広い年代に手軽に味わってもらえると考え、ジェラート店の構想を立てた。

　使う野菜や果物はＢ～Ｃ級品と呼ばれるものだが、味や品質に問題はない。平山さんは「売り先に困っている野菜などがあれば、声をかけてほしい」と呼びかける。

　ジェラート店に併設する形で、ジンギスカン料理店「ジンギスカンＰｅｃｏ（ペコ）」もオープンしている。同店も県産野菜を食べる機会を増やすことが狙いだ。食品ロスを意識した両店を通して、消費者が食について考え、県産農産物が広く消費される環境づくりにつなげていく。

　ジェラートは５５０円で１～４種類選択可能。営業時間は午前１０時半～午後４時。月曜日定休。問い合わせは同店