カレー粉をかけるとどんな料理もメチャウマになる

カレーライスで新潟南区アピール
提供店や地元食材 冊子で紹介

　カレーライスを通じて新潟市南区の飲食店や生産者をもり立てようと、地元飲食店主らが中心となり、区内のカレー提供店などを紹介するリーフレットを作成した。個性豊かな１０皿を写真付きで掲載し、区内で生産しているカレー専用米「華麗舞（かれいまい）」もＰＲ。今後はカレーにちなんだイベントも開催したい考えで、地域おこしの新たな目玉にしようと思い描く。

　飲食店主や白根商工会、ＪＡ新潟みらいなどが「新潟カレー王国プロジェクト」と銘打ち企画。南区にはカレーの材料となる野菜や果物、豚肉など地元産の食材がそろっており、プロジェクト代表の小山政司さん（４６）は「みんなが大好きなカレー一皿で南区のＰＲができる」と力を込める。

　南区では、中央農業総合研究センター北陸研究センター（上越市）が開発した華麗舞の生産も盛ん。新型コロナウイルス禍で業務用米の需要が減り、今年の作付けはゼロだったが、昨年は約１０トンを生産した。ＪＡ新潟みらいの担当者は「カレーを通じて特徴あるコメがあることを知ってほしい」と期待する。

　リーフレットでは、区産豚肉「夢味豚（むーみーとん）」を使ったカレーや、日本料理店の和風カレー、タマネギだけのシンプルなカレーなど、各店の特徴を紹介。華麗舞を使ったお薦めレシピも掲載している。

　これを足掛かりとし、今後は白根大凧合戦でのカレーイベントの開催などを検討していくという。小山さんは「まずはリーフレットを手にお店巡りを楽しんでもらい、今後の取り組みにつなげていきたい」と話した。

　リーフレットは区役所などの公共施設や、各飲食店で配布している。問い合わせは白根商工会、０２５（３７３）４１８１。
https://www.niigata-nippo.co.jp/news/local/20210921643028.html