映画批評家「タランティーノ作品は上映時間が長過ぎてかったるい」

日本の若手の映画作家たちの作品を見せてもらったときにわたくしが最初に指摘するのは、7分長すぎた、9分は削れたはずだということなのです。短すぎる失敗作というものは存在せず、失敗作のほとんどは、きまって長すぎる作品だからなのです。
　実際、クエンティン・タランティーノQuentin Tarantinoの『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』（Once Upon a Time in Hollywood, 2019）の上映時間161分は、彼自身が編集権を持っていながら、いくら何でも長すぎます。140分もあれば充分だったでしょう。かりにわたくしがその製作者だったら、『デス・プルーフ in グラインドハウス』（Death Proof, 2007）の上映時間113分も、語られている内容としては上映時間100分を切れたはずですから、あと15分ほどは短くできたはずだといっていたでしょう。そうすれば、観客に、もっと見ていたいという気持ちを起こさせることができたはずなのですが、最近の作品のほとんどは、そうした期待を起こさせてはくれません。むしろ、いったいいつ終わるのだろうかというきわめて不健康な問いばかりが見ている自分をいらつかせるのです。

蓮實重彦

はすみ・しげひこ　1936（昭和11）年東京生れ。東京大学文学部仏文学科卒業。1985年、映画雑誌「リュミエール」の創刊編集長、1997（平成9）年から2001年まで第26代東京大学総長を務める。文芸批評、映画批評から小説まで執筆活動は多岐にわたる。1999年、芸術文化コマンドゥール勲章受章。。

80代にはキツイやろ

単に老化現象やな

おっちゃんやん

ハスミン仲良しの青山映画は更に意味もなく冗長に長ったらしいがべた褒めやのに

途中でおしっこしたくなっちゃうからね

80歳の10分なんて20代の1分ぐらいの体感やろ
こいつが堪え性の無いだけや

村上春樹の3時間の映画酷評しそう

>>14
むしろ濱口竜介は今蓮實重彦が一番絶賛してる日本の作家やろ

蓮實重彦とかいうウザい老人

殴られた記憶もロクにない癖に絶賛している奴多いよな

ワンアポは好きだよ
デス・プルーフは確かに冗長とかいうレベル超えてるが

>>17
デスプルーフはタランティーノが酒を出すシーンまで飛ばしてるわ

タランティーノ作品無駄な会話があるし嫌い

タラヲのジャキブラとデスプルとヘイトフルは何がいいのか分からんわ
陰キャが妄想する異世界転生感がタラの醍醐味やろ

>>30
シンママであるタラママを讃える作品に自分が昔オナペットにしてた女優を使うという変態的な発想だけ評価できる

>>20
ワイはイングロリアス・バスターズが耐えれんかったな
あれだけ長々とやってラストの見せ場が四匹の蝿のラストマネして丸々再現とかゲンナリした

>>31
好きな作品使ったお人形遊びが基本やからしゃーない
本人も開き直っとるし

>>20
異世界に加えて、お人形遊びもやな

おじいちゃんは小便我慢出来んやろな

邦画とか映像で説明すりゃ良い物を延々とセリフで説明してる作品とか無くなりゃ良いのに

ゴジラvsコングは90分だけど面白かったな
もっと長くしろと批判もあったけど、監督が「時間を長くしてもゴジラとコングが戦う時間が増えるわけじゃない」とキッパリ否定してたのが良かった

ワイ貧民、同じ値丼なら時間長いほうが得だと思う

>>28
金持ちはタイムイズマネーやで

タランティーノはグダグダ進むけどラストはあっさりしてるんだよな
先発が無失点に抑えたけど抑えが一気に6失点くらいする感覚に近い

わたくしが映画を見始めた1950年代では、ほとんどの作品が90分で完結していました。さきほど挙げたシーゲルの『殺し屋ネルソン』はまさしく標準的で上映時間は85分。これ以上長くても短くても、作品が異なるものになってしまうというぎりぎりの上映時間でした。他方、フライシャーの『その女を殺せ』は、まさにB級作品にふさわしく71分で呆気なく終わる。この呆気なさがたまらないのです。アルドリッチの『キッスで殺せ』は比較的長いものですが、それでも106分でぴたりと終わっています。
この簡潔さを、タランティーノの『デス・プルーフ in グラインドハウス』の弛緩ぶりと較べてみて下さい。これはタランティーノの作品としては比較的短いものでありながら、やはりかったるく思えてなりませんでした。実際、現代においても、まともな映画作家のほとんどは、90分～100分で充分に語りきれる物語を撮っているはずなのです。ゴダールを見てごらんなさい。彼はほとんどの作品を90分で撮りきってみせています。
さっきもいったように、タランティーノの『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』の上映時間161分は無駄に長く感じられてしまう。時間的に弛緩しているという印象を免れがたいからです。そのことをだれも指摘しないので、彼は増長してそれでよいと思っているのでしょうが、それは大きな問題だと思います。ですから、新人監督たちにとどまらず、タランティーノに対しても、たとえばアイダ・ルピノIda Lupinoの上映時間71分の『ヒッチ・ハイカー』（The Hitch-Hiker, 1953）を見てから映画を撮れといいたくなってしまいます。少なくとも、大学の映画学科などでは、上映時間に対するより真摯な意識を教えねばなりません。

>>34
アルドリッチはもっと評価高いふるえて眠れが１３３分あるやん

ヘイトフルエイトはレイシストバッシングを受けたから黒人が白人殺しまくる映画撮った

無駄なシーンを楽しむ作風やししゃーない

監督違うけどウルフオブウォールストリートは長過ぎて辛かった

もうおじいちゃんだしファスト映画が丁度ええやろ