🔥「五輪はやはり特別」「いよいよオリンピックが始まる実感がわいた」「この炎が希望の明かりとなって」🔥

■渋川市
２日目の第１区間・渋川市では午前８時２５分ごろ、伊香保温泉石段街からみなかみ町の中学生、北山瑠那（るな）さん（１３）が第１走者としてスタートした。
転ばないよう慎重な様子で階段を下り、第２走者にバトンタッチ。北山さんは小学４年から本格的に馬術競技に取り組み、将来はオリンピック選手を夢見る。
完走後、「聖火リレーに参加して、五輪に少し近づけたかな」とはにかんだ。

■草津町
第２区間・草津町では草津温泉のシンボル「湯畑」周辺を巡った。
嬬恋村出身で１９９２年アルベールビル五輪スピードスケート男子５００メートル銀メダリストの黒岩敏幸さん（５２）は
「３回の五輪に出場しましたが、見てきたのは閉会式の聖火ばかり。開会式前の聖火を見るのは、ちょっと違うものがあるなと感じました」と語り、
「五輪はやはり特別。人生を変えることもあります」と振り返った。

■川場村
武尊（ほたか）山のふもとに田園地帯が広がる第４区間・川場村のスタート地点では、「上州武尊太鼓連」が和太鼓を演奏した。
同村の自営業、松島晃さん（３３）は「いよいよオリンピックが始まる実感がわいた」と話した。

■富岡市
第７区間・富岡市では、世界遺産・富岡製糸場へ。午後４時５０分に下仁田町出身のタレント、井森美幸さん（５２）が東置繭所（ひがしおきまゆじょ）から正門方向に駆け出すと、
コース脇に控えた富岡中学校吹奏楽部員がマーチ演奏で盛り上げた。吹奏楽部長の瀬間結南さん（１４）は「こんな場面に立ち会えて、誇りです」。
井森さんは「古里への恩返しと、感謝を込めて走った。コロナで大変な状況の中、聖火をつなぐ重みを感じた」と話した。

■高崎市
群馬の最終ゴール地点は、県内最大の商業都市・高崎市。藤岡市出身のタレント、中山秀征さん（５３）がＧメッセ群馬で聖火皿に火をともした。
「ぐんま大使」を務める中山さんは最終走者の大役を終え、「皆さんの応援を背に聖火をつないだ。この炎が希望の明かりとなって穏やかな日が来るよう懸命に走った」と語った。
山本一太知事は「ランナーの皆さんがそれぞれの思いで引き継いでくれた。群馬県の歴史に新たな一ページを刻むことができた」と振り返った。

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