蜂蜜ってよくよく考えるとマジキチな食べ物じゃないか？蜂の唾液が混じった液体だぞ？

搾りたてを直売　君津に観光施設　五感で楽しむ蜂蜜酒　来月1日 リニューアル

　君津市大井の県道沿いに九月一日、搾りたての蜂蜜酒「ミード」の醸造所と直売所を一体整備した観光施設「はちみつとミードのはちみつ工房」がリニューアルオープンする。
緊急事態宣言下の船出だが、井嶋幸裕社長（３５）は「（コロナ禍が）五年、十年と続くとは思えない。会社をじっくり固める機会にしたい」と前を向く。（山田雄一郎）

　井嶋さんは大学卒業後、電機メーカーの営業マンとして働いた後、独立の夢をかなえるため君津市皿引に「はちみつ工房」をオープン。
もともと農家の出身で自然を相手にした事業に違和感はなかったという。近年は観光バスで客足が伸び、年間十二万人を記録。手狭になったことから約七キロ北に移転を決めた。

　道のりは曲折をたどった。二〇一九年の台風１５号で工房は被災。現場の屋根や蜜蜂の巣箱が吹き飛ばされ、観光事業は二カ月ストップ。年が明けるとコロナ禍に見舞われた。
金融機関の融資や行政の補助金でしのぎ、予定より半年遅れてリニューアルオープンにこぎ着けた。

　新しい施設は敷地面積六千平方メートル。約四十分の見学ツアーは予約不要で無料。スタッフが案内役を務め、巣箱に群がる蜜蜂の様子や、遠心分離機を使っての蜂蜜採取、試食・試飲を楽しめる。
蜂蜜とミードのおいしさ、魅力を五感で楽しむのが工房のコンセプトだ。

　ミードは蜂蜜・水・酵母が原料のシンプルな酒で、ｈｏｎｅｙｍｏｏｎ（ハネムーン）の語源にもなった世界最古の酒として知られる。すっきりした甘さが特徴だが、日本ではまだ専門店が少ない。
井嶋さんは「観光と養蜂でミードを取り扱うのはうちが初めてと思う。気軽に立ち寄ってほしい」と呼び掛ける。

　平日は午前九時半から午後五時まで。土日祝日は午後七時まで営業。定休日なし。看板商品の酒「ピュアミード」（三百七十五ミリリットル）は千九百八十円（税込み）。
問い合わせは、同工房＝電０４３９（３２）１０８３＝へ。

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