日銀の物価見通し、26年度前半にかけ2%割れ「食料品価格上昇による消費者物価の押し上げ寄与は次第に縮小」

日銀の物価見通し、26年度前半にかけ2%割れ
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB29CB60Z21C25A0000000/
日銀は30日の金融政策決定会合後に、10月の「経済・物価情勢の展望（展望リポート）」を公表した。コメなど食料品価格上昇の鈍化を背景に、生鮮食品を除く消費者物価指数（CPI）の前年比上昇率は「2026年度前半にかけて、2%を下回る水準まで縮小していく」との見通しを示した。

見通しは9人の政策委員の中央値を示す。25年度の物価見通しは2.7%、26年度は1.8%、27年度は2.0%と、いずれも7月時点から据え置いた。より物価の基調に近いとされる生鮮食品・エネルギーを除いた見通しでは26年度を2.0%とし、7月時点から0.1ポイント引き上げた。

数値上は政府・日銀が目標とする物価2%近くで推移していく姿を示した。

日銀は当面の物価について、コメなどの食料品価格上昇による消費者物価の押し上げ寄与は次第に縮小していくとの見方を示した。その後の見通しについては、「成長率が高まるもとで人手不足感が強まり、中長期的な予想物価上昇率が上昇していくことで、徐々に高まっていく」と予想した。

25年度の実質GDP（国内総生産）の成長率見通しを前年度比0.7%と、7月時点（0.6%）から0.1ポイント引き上げた。26年度は0.7%、27年度は1.0%と据え置いた。

実施金利がマイナスなので資産価格はどんどんインフレして預金少ない庶民は大した利息を受け取れない一方資産持ちは毎年使い切れない金額の利息を得て格差が加速するが、日銀はそれを是正するという意識はないと。

つまり、日銀は格差加速を今後も放置し続け、この状態を金融政策をもって元に戻す事はしないと言ってるわけだ

内容量減らすことで本来の商品価格の値上がりをマイルドに見せてるせいでインフレ率が低く見えるように誤魔化されてる。