学者「研究の結果マクドナルドで一番美味しそうな匂いは紙袋の匂いだった」

カリフォルニア州のウェストコースト食品科学大学のスミス教授率いる研究チームが、マクドナルドの商品に関連する匂いについて嗅覚実験の結果を発表した。

ハンバーガーやフライドポテトの香りを抑え、被験者が「最も美味しそう」と評価したのは、マクドナルドの紙袋の匂いだった。
700人の参加者にメニューと包装材の匂いをブラインドテストで嗅がせ、脳波測定とアンケートで反応を分析。

被験者の多くが、マクドナルドの紙袋の匂いを「最も美味しそう」と評価。この結果は、脳波測定でも、紙袋の匂いを嗅いだ際に快感や食欲に関連する脳の活動（例：前頭前野や扁桃体の活性化）が顕著に観察されたことで裏付けられた。

嗅覚が食品の魅力やブランド体験に与える影響を強調する結果。マクドナルドの紙袋の匂いが、単なる包装材を超えてブランドの「体験」を象徴する要素として機能している可能性が示唆される。

スミス教授は食品科学やマーケティングの分野で、包装材の匂いが消費者の購買意欲や満足度に与える影響をさらに研究する価値があると結論づけた。
https://www.bbc.com/japanese/62089431