嫌儲民がガチで美味いと思った「唐揚げ屋」どこ

空前の唐揚げブームはなぜ起きた？ 外食大手も続々出店、いつまで続くのか

https://news.yahoo.co.jp/articles/8366cfadf91f2b9105e9e98d30ee6660cd2e963f

　唐揚げ専門店をやたらと街中で見かけるようになっている。ガストが「から好し」（2017年開業）、ワタミが「から揚げの天才」（19年）など外食系も唐揚げに進出している。

モンテローザの「からあげの鉄人」は20年４月開業と後発組だが、昨年12月から始めたテイクアウトとデリバリーを魚民と融合したお店が、３月末までに全国500強の魚民のうち259店まで拡大している。

「どちらかというと居酒屋よりも唐揚げが売れています」（モンテローザ）というほどだ。

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　なぜ唐揚げは急速に広まっているのだろうか。やはりコロナ禍の巣ごもりに起因するのか。

■プチブレイクのきっかけは2019年10月

　からあげグランプリを主催する一般社団法人「日本唐揚協会」専務理事の八木宏一郎さんによれば、契機は実はコロナ前にあったという。八木さんに詳しく聞いた。

「そもそも唐揚げがプチブレイクしたのはコロナ前の19年10月にさかのぼります。

消費税が８％から10％に上がって、外食がダメになる一方、スーパーのお惣菜売り場も大変革を遂げ、中食部分が伸びました。

冷凍唐揚げも売れました。ウーバーイーツや出前館も出てきました」

　このときの消費税法改正により、調理済みの商品をテイクアウトする中食や宅配は８％と据え置かれ、外食は10％となった。

この消費増税を見据えて唐揚げ専門店やデリバリーはすでに準備されていたのである。そこにコロナ禍が追い打ちをかけた。

「次は昨年３月以降の自粛生活とテレワークです。

毎日自炊をしなければならなくなりました。ここに24時間ハマる食べ物が唐揚げだったわけです。

メインもはれる。サイドメニューにもぴったり。おやつでもいける。

餃子やハンバーグは週５はきついけど、唐揚げならいけますよね。私だけかもしれませんが」と八木さんは笑う。