シートベルトせず軽に6人乗って横転し女子高生らヤング5人が死んだ事故、死体からアルコールも検出

捜査に支障があるとして、何人から検出したか明らかにしていない。
県警は運転手の特定を進め、飲酒運転の可能性がなかったか調べる。

県警によると、死亡した16～23歳の5人は、頭や胸などを強打したことが死因だった。

事故は3日未明、名張市の山あいにある国道のカーブで発生。車は定員（4人）を超える男女6人が乗り、カーブを曲がりきれずに横転した。
全員が車外に投げ出されており、制限速度（時速50キロ）の超過や、シートベルトを正しく着用していなかった疑いがある。

県警は、自動車運転処罰法違反（危険運転致死傷）容疑も視野に捜査を進めている。

関連　シートベルトは締めてなかった模様
https://www.yomiuri.co.jp/national/20251006-OYT1T50011/

三重県名張市上小波田の国道１６５号で軽乗用車が横転し、男女６人が死傷した事故で、運転席のシートベルトが留め具で固定された状態だったことが、捜査関係者への取材でわかった。

全員が車外に投げ出されていることから、県警は、シートベルトを正しく装着していなかったとみて詳しい状況を調べている。

捜査関係者によると、運転席と助手席では事故後も、シートベルトは留め具に差し込まれていた。
ベルトを装着していれば、事故の際に外に投げ出されることはないといい、県警は、ベルトの上からシートに腰を下ろしていた可能性があるとみている。

ベルトの未装着時の警告を消そうとしたとの見方もある。

事故を起こした軽乗用車の定員は４人。後部座席でもシートベルトを装着していなかったとみられる。

事故の概要
https://www.isenp.co.jp/2025/10/04/136476/

３日午前０時10分ごろ、三重県名張市上小波田の国道１６５号で、通行人から「車が横転し、投げ出された人が出血している」と１１０番があった。
横転した軽乗用車の周辺に倒れていた10―20代の男女６人が病院に救急搬送されたが、５人の死亡が確認された。

同署によると、死亡したのは同市南町、建設業大上元輝さん(23)▽同市南百合が丘、職業不詳髙橋曹さん(20)▽同市南百合が丘、高校生宮﨑彩葉さん(18)
▽同市つつじが丘、職業不詳谷口たみさん(17)▽同市箕曲中村、高校生上田彩愛さん(16)―の５人。
市内に住む男子高校生(16)は骨盤骨折の重傷。

横転した車は屋根が大きく壊れていた。