イスラム「ペプシコーラには溶解剤アルコール、ペプシン原料の豚が含まれているがイスティハーラやイスティフラアクされてるのでOK」

炭酸飲料に関する判決 – イスラム教に関する質問と回答
https://islamqa.info/en/answers/102749

(前略

1-炭酸飲料には、成分を溶かす目的でアルコールが含まれています

ムハンマド・アリ・アルバール博士は、著書『アル・カムル・バイナ・アット・ティッブ・ワル・フィク』の中で次のように述べています（p.65）。

ペプシコーラやコカコーラなどの炭酸飲料の成分の一部がアルコールに溶解していることをご存知ない読者も多いかもしれません。引用終わり。

2- これらの飲み物にはペプシンと呼ばれる酵素が含まれており、これは通常豚の腸の膜から生成されます。

（中略

現代の法学者たちは、豚肉由来のアルコールや酵素が、本来の性質から吸収（イスティフラーク）または変化（イスティハーラー）されて、現代の食品や飲料に使用されることに関する判決を調査しました。彼らは、禁止物質が許容物質に変化し、完全に吸収されているため、これらの食品は許容されると結論付けました。実際、化学構造が変化し、全く異なる物質に変化しているケースもあります。

（中略

不純または禁止されている供給源から得られる食品や医薬品の添加物は、次の 2 つの方法のいずれかでイスラム教上許容される物質に変換される可能性があります。

1- イスティハーラ (変身)

フィクヒ用語でイスティハーラとは、不純な物質や摂取が禁止されている物質を改変し、名前、特徴、特性が明らかに異なるものに変えることを意味します。

科学用語でこれを表現すると、異なる供給源からの油脂を石鹸に変えたり、油脂を脂肪酸とグリセリンに分解するなど、物質を別の化合物に変える化学反応を指すことになります。

この化学的反応は、科学的および技術的な手段によって意図的に行われる場合もあれば、ワインが酢に変わる、染色される、燃焼するなど、fuqaha’ が例として挙げた方法で予期せず発生する場合もあります。

それに基づいて:

（i）動物由来の添加物で、ハラームまたは不純（ナジス）であり、上記のように変換（イスティハーラ）のプロセスを経ているものは、純粋とみなされ、食品や医薬品として摂取することが許可されている。

(ii) 流血や下水など、不純またはハラームな供給源に由来し、ここで言及されている意味での変容（イスティハーラ）の過程を経ていない化学成分は、食品や医薬品への使用が認められません。例としては、血入りソーセージ、ブラックプディング、その他血液を使った食品、ペストリー、スープなど、血液が添加された食品が挙げられます。これらは流血しており変容の過程を経ていない血液を含んでいるため、不純な食品とみなされ、摂取が禁じられています。

卵白の安価な代替品とみなされる血漿は、ペストリー、スープ、プリン、パン、各種乳製品、子供向け食品、医薬品に使用でき、小麦粉に添加することもできるが、シンポジウムでは、血漿は名前、特徴、特性において血液とは異なる別の物質であるため、血液と同じ判断には当たらないと考えているが、参加者の中には異なる見解を持つ者もいた。

2- イスティフラアク（吸収）

これは、ハラームまたは不純な物質を、通常は純粋でハラールである別の物質と混ぜることで、イスラム教で禁じられている不純な物質の特性が消失することを指します。これは、不純な物質の特性が混合された物質に吸収され、その味、色、匂いが消失するためです。つまり、少量の物質は混合された物質に吸収され、その物質の効力に圧倒されるため、混合された物質の効力に服することになります。その例としては、以下のようなものが挙げられます。

（中略

私たちの宗教は簡単です。それは、私たちが自分自身に過度の負担をかけたり、アッラー（彼に崇高なる祝福あれ）またはその使徒が私たちに命じたものでない物事の探求や調査に時間を費やすことを禁じています。

（中略

それを踏まえると、ペプシコーラ、セブンアップ、コカコーラといった炭酸飲料はすべて、たとえその成分の一部が少量のアルコールに溶解している可能性があったとしても、アッラーが私たちに許した許容飲料の範疇に入ると言えるでしょう。そしてアッラーはそれをすべてご存知です。

（後略