お前ら、護身グッズ何持ち歩いてる？　僕はボールペンナイフ

https://www.asahi.com/articles/ASPBN755BPBHUOHB00R.html

クマやイノシシがわなに入ったらメールで通知　新潟・長岡市が実験

クマやイノシシによる被害防止用のわなの見回りは重労働。そこで、作業軽減のため、新潟県長岡市がNTT東日本新潟支店と連携し、わなの作動時に自動撮影した写真を関係者にメール送信して知らせる捕獲検知センサーをつくった。実証実験が15日から続いている。

　クマ用のわなは、ハチミツを中に入れたドラム缶にクマが入ると、ふたが閉まって出られなくなる仕組み。そこで、センサーの子機をわなに装着。ふたが閉まるとセンサーが作動して撮影し、山間地でも使用可能な無線を経由して関係者にメール送信する。送信先は事前登録しておく。

　市内に設営されているわなは、クマ用2カ所、イノシシ用約200カ所、サル用約75カ所。今は、市の非常勤特別職の鳥獣被害対策実施隊165人が手分けして毎日見回り、エサの補充などをしている。しかし、高齢化や人員不足で見回りは大きな負担になっているという。

　実施隊の1人、山本昇一さん（78）は「ふたが閉まっていることを事前に確認できるので安心だし、見回りの回数も減らすことができて、助かる」と話す。

　実証実験はクマ用のわなだけで行い、11月下旬ごろまで続ける。市の担当者によると、クマの目撃や痕跡の確認事例は、今年の春以降で98件。「センサーの効果が確認できれば、予算化も検討したい」と期待している。

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